序章

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「さてと荷物の整理も転移の準備も終わったしそろそろ行くわ」 若者は荷物を担ぎ転移用の陣に入る 「次は何処に行くのだ?」 老人は旅先を尋ねる 「さあ?繋がったとこに適当にいつも行ってるから」 適当に若者は答える 「相変わらず掴み所のない男だな」 「まあこちらが心配しなくてもそなたなら大丈夫であろうが」 老人は呆れながら若者を見る 「それじゃまた機会があったら会いましょう」 言葉が終わると共に若者が光に包まれ消える 森に静寂が戻る 「さてあの若者は次はどんなところに行ったかの?」 老人の呟きが森の中に消えていく
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