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塔のある街
雲を突くような高い塔があった。
塔は、古代の英知を携えて静かに佇んでいた。
いつから塔があったのか?
それは誰も知らない。
ただ、その中には様々な知識と技術が詰まっていて、その恩恵に与る事でこの街は栄えた。
やがて、その恩恵を管理する者達が現れた。
『これは神の創り賜うた塔である。この塔は、神が我々に知識と技術とを与える為に、此処にお造りになったのだ。皆の者よ、塔を崇めよ、神に平伏すがいい‼』
やがて、管理者達は教団と呼ばれるようになっていった。
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