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私にとってこのエッセイは、小説を書きたい気持ちをなだめる、手段のひとつ、のような気がする。
小説……というより『物語』。
エッセイはいつどこから読んでもいいし、書くほうもコマ切れでいい。
1日1ページくらいの話題を提供して、楽しんでいただければいい。書く負担も少ない。
でも時々、ひとつの話題が長くなると、ついつい物語風になってしまうのは、物語を書きたい現れですかね(笑)
以前、バーのバイトのエブリスタ会員君が私に、どんなケータイ小説読んでるのか聞いた時、「恋愛モノ」だと答えたら5秒の沈黙があった、って話を書いたけど(残念ながら非公開分です)、
そのくだりを読んだ彼からクレーム(笑)
「5秒はなかったっしょ」
「でも確実に2秒はあったじゃろ」
「……あったっすね」
はい、少々盛りました(笑)
こういう風に盛ってしまうのも、気をつけないと知らず知らずにフィクションを加えてしまいそうになるのも。
やっぱり物語を書きたいんだと思う。
物語なら、どんなに盛ろうが、キザだろうがクサかろうが、登場人物に仮託して何でも言わせ、やらせることができる。
書いてる時の私の心は、エッセイのように現実に縛られることもなく、ものすごく自由なのだ。
ただ、書き始めると、完結に向かって突っ走りたくなる。
いつもそれで頭がイッパイになって、仕事と両立できなくなる。
私には、1日1日少しずつ書き進んで行くような長編連載小説は書けない。
どーしたもんでしょう(笑)
ま、書きたくなるようなインスピレーションもそうそう湧いては来ないからいいけど(笑)
小説は、最後まで書いてナンボ、最後まで読んでナンボだと思う。
自分が、そうしないと収まらないってだけなんだけど(笑)
そういう意味では、エブリスタのシステムは、閲覧したかたが果たして最後まで読んで下さったのかどうかが解らないのがもどかしい(笑)
閲覧数やスター数、レビューなど、その作品についての多くの情報が与えられてはいるけど。
書き手にも読み手にも、書き始めやすい、読み始めやすいけど。
読み手の読み方みたいなプライベートにまで立ち入るのもどうかとは思うけど。
それでも私のように短編しか書けない書き手にとっては、最後まで読んでもらえたのかどうか、やっぱりそれを一番知りたい。
たとえ「つまんなかった」という感想だとしても、最後まで読んで下さったのなら、すごく嬉しいのだ。
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