0人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………お待たせしました。こちらが幸彦様の日記となります。他の者の日記は見つかりませんでした。」
「ありがとうございます。貴女は仕事に戻って構いませんよ。」
「…………はい。失礼します。」
キィッバタン
「……それで、零奈さん。なんでですか?」
「それは」
「それは?」
「秘密」
「……こんだけ溜めといて秘密ですか!!」
「いいじゃない。この話は後回しでもいいことでしょ?
それより調査調査」
「……後で喋ってくださいね?それより日記があってよかったですね。」
「えぇ。助かったわ。」
そう、私は日記を読んで推理するのである。現場に行かなくても日記を読めば大抵解るほどに。日記とは日を記すと書く故にその人自身の一日一日の心がわかる。
「早速読みましょうよ。零奈さん。」
「はいはい」
最初のコメントを投稿しよう!