ヒトメボレ

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ノックもなしにいきなりドアを開ける 「亜海 早く起きなさい 入学式でしょ..あら珍しい」 「珍しいとは失礼な!」 お母さんが笑って亜海も高校生かあーなんて言いながら、ベッドに近づいてきた。 「お母さん、今日家何時に出るの?」 「んー.. 11時20分くらいかしらね?ここから遠いから少し余裕持って行かなくちゃねー」 それを聞いて、ケイタイで時間を見てみると9時25分になっていた。 寝るのと、ケイタイいじってる時は時間が過ぎるの早いなって改めて思った。 「そろそろ準備したほうがいい?」 「そうね、早く降りなさい」 そう言ってお母さんは降りて行った。 「高校生かあー..大丈夫なのかな?ちょっと不安かも」 初日から弱気なことを言ってしまうそのままベッドを出て入学式の準備をはじめた。 いつもよりきちんとヘアアイロンをして、制服にシワが出来ないように着る。 鏡の前でスカートを2つ折ってみたが、やっぱり1つ戻してメイクは..一応やめておこう。 早速 先パイや先生から目をつけられるのは嫌だった とゆうのも今日入る学校は偏差値も引く不良に近い人達が結構居る学校だったからだ。 少し家から遠いけど、あまり 勉強したくなかったから亜海にはちょうどよかった。 ご飯を食べて、のんびりしていたら11時20分を回ったので お母さんと2人で家を出て車に乗った。 学校までは50分くらいかかるかもしれないと早めに出る お母さんは高速道路をなるべく 使いたがらないから、余計に時間が掛かってしまう。 学校に着くとたくさんの車が校庭に停まっていて、本当に今日から高校生なんだなと実感した 「あった 4組なんだ!知り合い1人も居ない..」 入学式がある体育館に入るとクラス表があって、自分のクラス 友達や知ってる人のクラスも確認する。
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