ヒトメボレ

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親友の紗耶香は隣のクラスで中学が一緒だった人達とも分かれてますます不安になってしまう 「亜海!よかったちゃんと来て」 「紗耶香あー.. 全然よくないよクラス知り合い居ないし入学式すーごく緊張するっ」 亜海の言葉聞いた紗耶香はクラス表を見ていた。 「あー.. バラバラになっちゃったね、」 「うん.. 不登校に」 「ダメ!甘えないの」 不登校になっていい?って言いたかったのに、言い終わる前に怒られてしまった。 「じゃあ、行こうか」 紗耶香は体育館に入って行った。 ものすごく緊張するし、クラスに馴染めるか不安で重たくなった足を動かして体育館に入った。 「えー今日から高校生ですね」 校長先生の話は長いもので既に眠たくなっている いまさら、ちゃんと勉強して地元の高校のほうがよかったのではないかなんて後悔し始めていたらちょうど校長先生の話は終わった。 式が終わってすぐに教室に向かって席に着いた。 (最悪ど真ん中の1番前だし) そして、この学校は女子が少ないらしく1クラスだいたい12人くらいしかいないのを知って 本当にこの高校に入学したのを後悔した。 「あ-.. 疲れたなあ」 ってつぶやいて、さっきの式を 思い出して恥ずかしくなってしまった。 予行練習をしてないのと、緊張でみんなより1テンポ遅れて座ってしまったからだ 自分から人に話かける勇気がないから、おとなしく自分の席に座っているが退屈で仕方ない。 黒板の文字を読んだり、ぼーっとしたり担任の先生が来るのが遅くて寝る体勢をとっていた時に ふと、右にあるドアのほうを見たら 通路側1番前に座っていた男子と目が合ってしまい ビックリして目を逸らした (やばあ ..さっきの人すごいかっこいい どうしよう...) 「亜ー海っ」 廊下で紗耶香が呼んだ。 紗耶香の元に行く時さっきの人をチラ見して、やっぱりかっこいいなって思った 「紗耶香どうしたの?HRは?」 「終わったから来たの!」 「え、まじ?」 「うん亜海のとこまだなの?」 「先生が来てなくてさ..」 「..もしかしてあの人?」
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