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 ぎぎぎぎ……。  私がそうしている間に、重い木のドアが開いて、  顔を出したのは、24歳の青年。  名前は、  井ノ瀬 樹(いのせ いつき)。  紅茶が大好きな彼は、大学の頃から「紅茶同好会」に入ったりして、今は、紅茶の喫茶店【La vie pianissimo】の店主さんになってる。  大学生だった樹さんが、  私のクラスに教育実習に来た。  それが私たちの出会いのはじまり。  実習期間は終わってしまったけれど、私たちはこうやってよく逢うようになった。
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