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弾はうねるように曲がりながら化け物に命中し、後方へと吹き飛ばされた。
私は少女のもとに駆け寄った。
「大丈夫?」
見たところ私より幼い外見をしていた、中学生だろうか?
怪我はしていないようだ。
「はい…」
少女は安堵の表情を浮かべた。
「痛ぇな…」
化け物は弾が命中した箇所をポンポンと払った。
「お前が噂の指輪の魔法使いか…男だって聞いていたが…」
私は少女と化け物の間に入るように立ち塞がった。
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