星夜に吹く風

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「BF-黒槍のブラストを召喚!そして、手札のBF-疾風のゲイルを自身の効果により特殊召喚!」  翼を持つ二つの影が現れ、その眼は俺にへと向けられる。 「ゲイルの効果により、お前のフィールドに存在する始祖神鳥シムルグのステータスを半分に!」  小さな翼が広げられると、シムルグの姿がみるみる小さくなってしまう。 始祖神鳥シムルグ ATK 2900→1450  この時点で、俺の負けは確定している。しかし、対戦相手は手を抜くことはなかった。二体は空を舞い、互いの研磨されし翼を重ね合う。 「レベル4ブラストにレベル3ゲイルをチューニング!深淵の闇夜に現れし黒鎧の翼よ、刹那に舞いて敵を討て!シンクロ召喚--来い、BF-アーマード・ウィング!」 BF-アーマード・ウィング ATK 2500 「くっそー!!」  俺の断末魔とともに、黒鎧の翼は俺にその拳を突きだし、ライフポイントを0にする。 LP 300→0
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