一 年 後

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リビングでサトシは赤ん坊を高く掲げた。 「早く大きくなーあれ」 赤ん坊は眉間にしわを寄せて、「ここはどこ?」とでも言いたげに、周囲をキョロキョロと見ている。 二人の後ろには祀未世が描いた絵が、額に入れられて飾られていた。 絵の中のサトシはこちらを見ている。 祀未世が描いたサトシの目には、深い優しさがあった。 終わり。
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