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そんなミルンの楽しみは、メルティオ義勇軍の詰所、すなわち支部に赴く事だった。
義勇兵のみんなはミルンの人格の事を気にせず、楽しく過ごせる事が出来た。
その事からミルンは義勇兵になることを決意。
支部に申し込み書を持っていくと、一同驚いた顔をしたが、誰も止めはしなかった。
その数日後、首都セテラにミルンと同じ年の訓練兵がいるからそこで同じ訓練を受けるようにと指示が来た。
ミルンは直ぐ様学校に転校届けを出し、セテラ行きの列車のチケットを取った。
こうした事が自発的に出来るのは、仲間はずれにされていた為である。
自分の事は自分でという事がこの年で出来ていたのだ。
孤児院の先生も何時でも帰っておいでと、駅まで見送ってくれた。
これがミルン達が入隊するまでの話。
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