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部屋に戻るとリナと嵐が俺のベッドの上で俺の枕の取り合いをしていた。
出会って、俺が異世界に来てまだ2日しか経って無いのになんでコイツ等こんなに馴染んでるんだ?
そんな2人に声を掛ける。
すると彼女等はすぐに反応し、体ごと俺の方を向いて俺の話を聞く体勢になった。
2人が此方を向いたので話し始める。
(斬)「今からまた帰れずの森に行くからさっさと準備しろ。」
俺がそう言うと急にリナの顔が暗くなった。
何故だ?
まさかまた棄てられるとか思ってんのか?ソレとも自分だけ置いて行かれるとでも思ったのか?
知らない振りをして一応聞いてみる。
(斬)「ん?どうしたリナ?
体調でも悪いのか?」
(リ)「」フルフル
(斬)「もしかして棄てられるとか思った?」
(リ)「っッ!!」コク
(斬)「自分は役立たずだから置いて行かれると思った?」
(リ)「」コク
リナは言葉を発しない。
だが否定と肯定は首振りで示してくれる。
そんなリナの頭を俺は撫でる。
なんか横で嵐があーーーっ!リナだけズルーイ!!とか言ってるが放置しリナに悟す様に話を続ける。
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