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痛い―――…
辛い―――――…
頭が、じゃない。
心が………。
どうして………?
………………。
「…でも放っておけない」
「………」
「心配なんだよ色々」
「……嘘よ」
「嘘じゃねぇよ」
「理由わかんない!!心配だとか私を憶えてたとか…そうする理由ないじゃない!!」
「……何言ってんだよ」
「中途半端なの嫌いなの!そういう思わせ振りな態度!!」
「中途半端でなんか接した積もりねぇよ」
「嘘つかないで!今まででもう解ってるの、誰も損得計算無しに思ってくれたりなんてしないって…!」
そう………
皆そうなんだ。
親も友達も皆……!
今まで何度も裏切られたんだ。
今更誰かを信じるなんて…
絶対に出来ない。
少し勉強が出来る私をテスト前にだけ仲良くしてくる同級生。
一緒に出掛けた親友だって、私の家庭を知れば自分まで被害に遭いたくない…って裏切った。
私が何れだけ変わろうとしたって……皆私をあの人と一緒にするんだ。
私には私として生きられる道なんてないのに…
私をみて思ってくれる人なんて居ないと分かった。
私もみてほしいなんて思わない。
もう…嫌になった。
所詮――――
取り繕うだけの偽善者。
それが人間なんじゃないかって。
そういう意味では私もそうだ。
そうやって人を見てきておきながら…
自分が内面をみられず、裏切られてきながら…
人を過去の結果で判断してる。
自分を正当化でもしたいんだろうか…
こんな私、
誰にもみてもらえなくて当然。
だから決めたんだ。
もう何も期待しないって。
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