想い

2/3
前へ
/10ページ
次へ
僕の名前は中村和葉。高校二年生。 今は昼休みで幼なじみの陽太と屋上で弁当食ってるんだ。 母さんのウインナーは毎回焦げているから美味しいとは思えない。 「おーい、和葉!何ぼーっとしてんだよ?」 「!?ごめんごめん。 で、何?」 「……大事な話があるんだ。」 陽太は珍しく真顔で話す。 「俺、…和葉のコト 好きなんだ!」 「…僕、男だよ?」 僕は陽太のいつもの冗談だと思って軽く笑う。 「………和葉のコトが異性として好きなんだ!」 「…冗談だろう? 陽太…何を言っているんだ…?」 さすがに冗談に見えなくなって来てしまった。 陽太の顔は真っ赤っ赤で下を向いている。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加