脇役にすらなることが出来ない

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竜太の家族は竜太が中学生1年生のときに既に亡くしている。 母は、車と衝突し、死亡。父は、仕事のストレスで死亡。兄がいたそうだが、行方不明になり、現在は死亡。親戚はいたそうだが、世話をするのを避けていたため、名前は知っているが顔は知らない。 竜太「ごちそうさまでした。」 竜太は黙々と朝ご飯を作り、食べ、片付けている。最初の頃は戸惑っていたが、今はもう随分と慣れているようだ。 朝ご飯の片付けを終わらした後、家族の写真の前で黙祷をささげる。 (今日が今年最後の学校になります。何も起こらないように見守っていてください。) 竜太「それでは、行ってきます。」 これが山田 竜太の1日の始まりである。
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