脇役にすらなることが出来ない

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学校についた竜太は誰かと話するわけでもなく、カバンの中から好きな小説を取り出して読み始める。 竜太が誰とも話さないのは決してイジメにあってるわけではない。単に話す相手がいないのだ。 それから数分後、全員が教室に揃い始めたころに竜太の担任が来た。終業式についての注意、冬休みの宿題、成績を話し終える。 担任の指示により体育館に全ての生徒が名簿の順番により集合する。竜太は山田なので一番後ろである。 起立、礼、着席。その順番で挨拶、挨拶の次に校長の長々しい話が始まる。 時間とともに校長の話はすぎていった。校長の話の次は、各々の先生が重要な話をし始め、竜太がぼうっと聞いているうちに終わった。 クラスの順番に教室に戻り始める。竜太もその流れにのり、教室に帰っていった。
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