脇役にすらなることが出来ない

6/7
前へ
/9ページ
次へ
教室に帰り、荷物をカバンの中に詰め、教室から退室する。 上履きから外靴に履き替え学校を後にする。 登校時と同じ道を辿りながらゆっくりと家に向かう。 ここまでは、今までも全く同じだった。 竜太「な、なに!?」 急に竜太の体が車道方面へと引き寄せられる。竜太以外の人間からすると、まるで自殺をしようとしているようにしかみえないが。 (急になにが起きたんだ!?マズいぞ!) 竜太は全力で謎の現象に逆らおうとするが、逆らえない。たとえ全力で力をいれても体が反応しないからだ。 竜太「くそくそくそ!このままではひかれるぞ!」 竜太の顔には大量の汗が流れ苦悶の表情を浮かべている。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加