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『ガクンッ』
観覧車が急停止し、アナウンスが流れた。
『乗車している皆様に連絡します。ただいま何かの衝撃により観覧車が急停止しました。問題を発見次第、運行します。しばらくそのままでおまちください。』
2人は観覧車の中に残された。
「急停止!?」
二人は驚いていた。めったに止まるけとのないはずの観覧車が止まったことに。
「しかも、私たち頂上だね。」
「ほんとだ。」
2人は発見するのを静かなまま待っていた。
「はぁーと。」
涼太はゆりが手を暖めているのとゆりの体が少し震えているのに気づいた。
「はいっ。」
と、涼太はゆりの隣に行くと自分にしていたマフラーの端をゆりの首にそっとかけ、ゆりの右手をつかんだ。
「これでよし。少しは暖かくなった?」
「ありがとう」
とゆりは言うと涼太が掴んでいる左手を握り返した。
「またさ、遊園地に帰って来て一緒にイベントを企画してやって、観覧車乗ろうぜ。」
涼太はボソッっといった。
2人は指切りをしキスをした。
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