出会い

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とりあえず、人の流れに沿って… いや、これは友達をつくるチャンスかもしれない! きっと神様がチャンスを与えてくれたんだ! 無駄にする訳にはいかない! でも、どうせなら恋人を… いや待て、俺! 欲張るな! やっぱり最初は友達だろう。 もつべきものは友達っていうしな、うん。 って事で誰と一緒に行こうかな~。 ん? あの眼鏡の子なんて優しそうじゃね? しっかりしてそうだし、あの子と一緒に地図見せてもらいながら移動しよう! 足早に眼鏡の子に近づく。 後ろから肩を人差し指でちょんちょんとつついた。 「ねぇ、俺その地図なくしたみたいでさぁ」 その子が持っていた地図を指差す。 「一緒に移動してもいいかな?」 その子は顔をゆっくりと上げ、俺と目が合うとにっこりと笑って 「もちろん!…君、何組なの?」 って…。 優しい子でよかったー! 嬉しいよ俺! 入学早々こんなに優しい友達をつくれるなんて! 俺、今年ついてるな~! 「ありがとう!俺、5組!」 「マジ!?俺も5組だよ。」 おぉおお!! なんか、すげぇよ! これもなんかの縁なのかー? きっといい友達、いや親友になれそうだ!
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