1人が本棚に入れています
本棚に追加
とりあえず、人の流れに沿って…
いや、これは友達をつくるチャンスかもしれない!
きっと神様がチャンスを与えてくれたんだ!
無駄にする訳にはいかない!
でも、どうせなら恋人を…
いや待て、俺!
欲張るな!
やっぱり最初は友達だろう。
もつべきものは友達っていうしな、うん。
って事で誰と一緒に行こうかな~。
ん?
あの眼鏡の子なんて優しそうじゃね?
しっかりしてそうだし、あの子と一緒に地図見せてもらいながら移動しよう!
足早に眼鏡の子に近づく。
後ろから肩を人差し指でちょんちょんとつついた。
「ねぇ、俺その地図なくしたみたいでさぁ」
その子が持っていた地図を指差す。
「一緒に移動してもいいかな?」
その子は顔をゆっくりと上げ、俺と目が合うとにっこりと笑って
「もちろん!…君、何組なの?」
って…。
優しい子でよかったー!
嬉しいよ俺!
入学早々こんなに優しい友達をつくれるなんて!
俺、今年ついてるな~!
「ありがとう!俺、5組!」
「マジ!?俺も5組だよ。」
おぉおお!!
なんか、すげぇよ!
これもなんかの縁なのかー?
きっといい友達、いや親友になれそうだ!
最初のコメントを投稿しよう!