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 ̄
――プルルルル―
『……あ、兄貴??』
「つ、司!?」
え!?
突然の弟からの着信
最後に会ったのは確か……
僕が中3のときかな……
『あー来週から世話になるしろしく』
「え!?っちょ何ソレ!?どゆこと??」
『ん??
母さんから連絡行ってないんですか??』
そういえば母さんとも全然連絡取ってないな……
「僕何も聞いてないよ」
『……
俺さ、春から東京の学校通うことになったんだ』
「で??」
『どうせなら兄貴と住めばって母さんが。
家賃もあるし』
「ええぇぇ!?何なのそれ!!僕何もかも初耳なんだけど」
は、話が急すぎるんだよー
拒否権を発動する!!
『あ、ちなみに兄貴に拒否権無いですから。
もうこっち準備満タンなんで(笑)』
はぅぅ……
なんてこった
僕の自由気ままなスローライフがorz
「狭いよ??」
『ん、大丈夫』
「何もないよ??」
『ん、大丈夫』
「部屋汚いよ??」
『ん、それなら俺が片づけるし大丈夫。
じゃ、そゆことで』
「ちょっ待っ……
-ツー
あぅ!!
切りやがったし
久しぶりに弟から連絡がきたと思ったら一緒に暮らすだなんて……
しかも来週!?
話が急すぎるよ……
それに何も相談なしにさー
でもまぁ
いっか。
ちょっぴり楽しみだったりする
新堂 梓(シンドウ アズサ)
来週から弟と暮らします
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