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それもそのはずで、あろうことか一学年上の私の婚約者である第二王子殿下と妹が秘めたる恋仲になったのである。
家に届くプレゼントは妹宛、社交パーティーの誘いも妹。
それに喜ぶ両親。
本人たちは体よく「姉君が体調不良のため仕方なく…」みたいな言い訳にもなっていない戯言で私の行動を封じた上で、怒れば「そんなつもりじゃなかった」などとのたまってまるでこちらを悪人に仕立て上げる始末。
他家門の令嬢が苦言を呈せばいじめられたとポロポロ泣きそれを慰める私の婚約者。
そんなことを延々3年間もやった挙句に今夜の卒業パーティーでの断罪よ。
「セレスティアっ!この場で第二王子であるロベルト・シン・バートンの名をもってそなたを断罪するっ!」
…だそうです。
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