6人が本棚に入れています
本棚に追加
悪女転生らしく、戸惑ったりバッドエンド回避に奔走する必要もない。
なぜなら、「私」は公爵令嬢だから。
それも前当主であったお母様の一人娘だ。
もう、この時点で察してほしい…
「黙っているあたりぐうの音も出ないようだなセレスティア!素直にその罪を認めるならば殺しはしない。」
「お姉さまっ!お願いですっ罪をお認めになさってっ」
「おぉ…なんと慈悲深いのだ、エリザベート…」
抱き合う二人は絵になる。これスチルで描いたの俺だもん…よくできてんなぁ、現実だとこんな感じか。
「…はぁ、」
もういい加減、この場のシンと静まり返った現状を夢に浮かされた二人にも気が付いて欲しいなぁ。
まぁ、でもこの後の「現実」の展開がどうなるかわかってる私は、それなりにこの茶番に付き合わなくてはいけないのだろう。…か?
最初のコメントを投稿しよう!