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私の住む地域はまるで冷凍庫のような寒さである。
雪は他の地域よりも比較的に少なく。
だからと言って地面の降り積もる雪はすぐ溶けるでもなく5月位まで残る。
雪は時間が経つと真っ白なサラサラからスケートリンクさながらのツルツルした氷に変貌し歩く者の障害となる。
その氷の上を歩く際、皆ペンギンのようにヨチヨチと歩く。
摺り足で歩かねば滑って転けてしまうのである。
私はこの地域の雪は結局そうなるのが分かっているから大嫌いだった。
だが、夜中歩いていると幻想的な雪の姿を目にする。
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