曖昧な記憶とその拳

2/16
43人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
ピピピピ。ピピピピピピ。 朝の4時半。 静かな部屋に鳴り響く、アラーム音で目が覚めた。 いつもより一時間早い起床。それは、朝風呂に入るため。 昨日の酒が少し残っていて、気持ちが悪い。 「うーん。」 大きく欠伸をすると、お風呂場へ向かって行った。 ―――――― お風呂上り。ドライヤーで顎まで伸びる自分の髪の毛を乾かし、メイクに取りかかる。 シルバーのアイシャドーに、ピンクの口紅。 きつすぎないナチュラルなメイクだ。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!