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「はっ恥ずかしい。」
声にもならないかすり声が口から出る。
周りからの
「おお!?」
「熱いねえ。」
「カッコいい!」
などの声が耳に入ってきて。
もうおかしくなりそう。
「じゃあ、行きますか。」
そのまま林クンはなんともない顔で、ゆでダコのあたしを誘導していった。
「ああ~もう~!受け止めなくて良いから。」
と、さっきから文句タラタラのあたしに隣でクスっと笑う林クン。
これでもやっと落ち着いた方だったのに、
「もしかして、男に抱きしめられたの初めて?」
なんて言葉にまた、カアっと顔っが熱くなってしまう。
それを覚ますかのように、顔の前でパタパタと手を上下に振った。
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