つぶれたクリスマス

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「色々教えてやってくれ。といっても、二人はな・・・。じゃあ、田崎!教えてやれ。」 きっと稲塚さんはあたしより、断然加奈子の方がしっかりしているから、選んだんだ。 それで全然良い。むしろそっちが良い。 でも、 「俺、この人が良いです。」 この一言で、場が一瞬静まり返った。彼のの指さす方向には、、、あたしが居たから。 「・・・分かった。西島!教えてやれ。」 仕方なさそうな稲塚さんの顔。 あたしの気持ちも考えてよ・・・ 「西島さんって言うんですか。さっき、この人見たもんで。」 まさか!!すかさず、林クンの腕を見る。 ああ。やっぱり!! その腕には、、、シルバーのブレスレットがついていた。
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