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プラネタリウム事変から1ヶ月。
イチくんとは挨拶する程度の仲に後戻り。
でも、月曜日だけは私の幸せな日だった。
あまり人のいない図書館で、イチくんと一緒にいられるから。
話は少なくても、側にいられたらそれでよかった。
美咲「おっはよ。さくらー。」
「おはよ。」
美咲「私彼氏できました!」
「え!?ほんと?誰誰誰ー?」
美咲「えーっと、蒼太くん♪」
「ほんと?おめでと!好きって言ってたもんねー。」
美咲「告白したら、即オッケーでさ。さくらも告白してみたら?イチくんに。」
「無理だってー…こんな地味な私なんて。」
美咲「どうなるか分かんないよ?やってみなきゃ。」
そうだよね…ってイチくん来たっ!
美咲に必死でシーッてした。
ニヤニヤしてる美咲は満足そうに前を向いた。
イチ「おはよ、さくらちゃん。」
「おはよ、イチくん。」
イチ「これ、あげる。」
「え?」
ドリンク飲み放題!?
イチ「俺がバイトしてるカフェの。いらなかったら、誰かにあげて。」
「ありがとっ。」
話す口実GET!
またこっそり塾休んじゃおっと。
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