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「闇でも常闇でも何でも良いよもう…
よし!
ドワーフなんか放って置いて、山行こうぜ山!」
「プロト兄、だから武器が四つ無くちゃダメなんだってば!」
「めんどくせぇなぁもう…」
「んじゃ、ちゃっちゃと行っちゃうよ?
目的地はドワーフの集落…ドワーフの坑道だよ?」
面倒だな…
その山ごと消しちゃえば良いのに…
たぶん俺なら出来ちゃうけど、こいつらが居ないとそこには行けないだろうし…
結局着いて行くしかないって事か。
「んで、ドワーフ達のとこにはどれくらいだ?」
「まぁ3日ってとこかな?
そこからドラゴニュートの里までは3日、常闇の山までも3日…かな?」
「ずいぶん狭い範囲に在るんだな?」
「他は知らないけど、魔大陸は端から端まで10日くらいだよ?
東西も南北も、一番長い距離でそのくらい、かな?」
案外狭いんだな?
大陸ってより、ちょっと大きな島って言った方が適切だろう。
そしてその日も一日中歩き詰めで、ドワーフの坑道とやらを目指す。
チータもアホ毛も、一日中歩き詰めとは思えない程に元気だった。
元気だったが、チータがアホ毛を避ける様に俺にくっついて来るので、二人に反して逆に気疲れした俺だった…
それ以外はドワーフの坑道まで、何事も無く着くことが出来た…
そう、ドワーフの坑道までは…
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