手造り10

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次の日の朝。 マバットマ国の王様と皇太子様は、マバットマへ向けて帰られる。 俺達は、町の外に作られた離陸場にて、彼らを見送るのだった。 ココには、この世界には存在しなかった飛空挺が駐機している。 その1機へ、彼らは乗り込んでいる。 レェーツリッツさんも同行だね。 「彼女、アチラで式を挙げるそうですわ」 隣で、羨ましそうに告げる姉さん。 そ、そうなんだねぇ。 「で、ヴァイ。  私達は、何時、挙げましょう」 な、何をでしょう? い、言えません。 凄いプレッシャーです。 怖いです。 へ、ヘタレ? そうですが、なにか? 「お兄様っ!」 「おにいちゃまっ!」 2人の目も怖いぞ。 「ふふふふふっ。  ヴァイドゥン様。  この世界は、養えれば、一夫多妻もオッケーですわよ。  無論、龍界も大丈夫ですのよ」 な、なんだが… 包囲網がしかれつつあるような。 「み、皆、今は、王様達の見送りだからね、ねっ」 そう告げて、意識をアチラへ、無理やり向けさせる。 ココの民達も見送りに来て… ついでに俺達を観戦している。 見世物じゃねぇっ!
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