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何なのこの人達!怖いよ!怖いよ!私は逃げようとした
「なんで逃げんだよ!」
私の腕を掴む
ますます怖くなって涙が頬を伝う
どうしよダレか!助けて!自分の頭の中でも叫ぶ
「彪ちゃん!怖がってるよ?」
「彪放してやれよ」
彪 ヒョウ と呼ばれたその人は解ったよ…と私の腕を放した
足の力が抜けへなっとなってしまう
「彪ちゃん怖すぎだよ!」
小さい男の子がそう言いながら私の前に来てしゃがむ
「怖がらなくても大丈夫だよ?」
頭を優しく撫でてくれる
その優しさでますます涙が溢れてくる
私は気がつけば男の子にしがみついていた
「僕次のペットこの子がいいな!」
私の涙を返せ!私は男の子を突き飛ばした
「ペッドなんがならないもん゛」
「桃花!逃げよ!」
鈴は私を支えて校舎に入っていった
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