結婚しよっか

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私は笑いすぎて出てきた涙を人差し指で拭うと、自分でもビックリする言葉が口から出てきた…… 「よかったら夕食食べていきなよ」 と…… そう言う訳でなぜか今日初めて出会った人の為に夕食を作る私…… 「あれ?あら?この!」 久しぶりに奮う料理の腕は錆び付いていて、なかなか思い通りとはいかない。 結局、出せたのは、真っ黒になった野菜炒めと、味噌汁、ご飯、サラダくらいだった。 が…… 「美味しいよ~幸せだよ~」 本当に美味しいそうに笑顔で私の料理を食べてくれる。 このコ……味わかってるのかしら? 食べ物ならなんでもいいんじゃない? と、少し男の子にドン引きする。 「本当に美味しいんだよ~お姉さんも食べてみなよ~」 ニコニコ顔で黒い野菜炒めが入った皿を私の前に置く…… 「……そこまで言うなら……」 箸を伸ばして……一口食べてみる…… 「!!美味しい!少し焦げたところが苦いけど、味は悪くないわね!」 「でしょ?この苦みがまたいい味のアクシデントになってていいんだよ」 「アクセントでしょ?」 「ええっ!?僕、なんて言ってたぁ?」 「アクシデントって……」 「マジで!?あはははははははははは!!恥ずかしい~」 顔を真っ赤にして笑う男の子に私も涙が出てくるほど笑った。
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