結婚しよっか

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次の日、私は休日だった。 仕事はデパートのフロアマネージャーをしている。 多忙の毎日で男性との出逢いなんてまったくない…… 「ふう~いい天気~掃除日和ね~」 パンッ!とベランダから洗濯物を干しながら、青い空を見上げた。 「昨日の真美……綺麗だったな……」 高校生の頃……仲良し3人娘で恋ばなに華を咲かせていたのが、つい昨日のことのように思えた。 「もう……27か…」 ふう……とタメ息をつく。 高校の時の女の友達はほとんどが結婚した。 結婚を何がなんでもしたいとは思わなかったけど、さすがに友達の結婚式を見たあとは少し羨ましく感じた。 「さて……掃除、掃除……」 ベランダから部屋の中に入る。 「ん?」 部屋の真ん中にある小さなテーブルの上にひろげてあった雑誌に目が行く。 「今週の占い……か」 どれどれ?と掃除を後回しにして雑誌の占いコーナーを読み始める。 「なになに?12月4日生まれの私は………恋愛運最高!運命の人が現れるかも……て、キャー!」 やだー と喜ぶ私だったがすぐに冷静になる。 「なんて……結婚に夢を持っていた高校生の頃なら大はしゃぎしていたんだろうな~」 フフ……と若かりし自分を思い出して笑ってみる。
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