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「ね?千也くん」
「はい?」
前を歩いていた京子さんが振り返って僕を見る。
「今夜は何が食べたい?張り切って料理するからリクエストあったら言って」
長袖の白いシャツを捲ってガッツポーズする京子さんに胸がドキドキする……
可愛い……
「あ、うん……肉じゃが?」
「肉じゃが?よし!じゃあ今日は京子特製肉じゃがよ!」
鼻唄で道を歩く京子さん。
近くのスーパーに向かう。
「あ!僕、これから大学の授業があったんだ!」
右腕にある時計を見ながら言うと、京子さんはニッコリ笑って……
「じゃあ千也くんが帰ってくるまでに肉じゃが作っておくね。行ってらっしゃい」
と、首をチョコンと傾ける姿に萌える僕だった。
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