No.009

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集まり当時。 心春が行くと、全員集まっていた。 「ごめん!ちょっと遅くなっちゃった。なんだか今日は忙しくて。」 「大丈夫!予約は18時半にしておいたし、ウチらが全員時間通りになんて集まらないから、30分早くしただけだから。」 「良かったー。」 「心春ちゃん。」 「あっ…。」 心春の背後から声を掛けたのは、逸樹だった。 「久しぶり。」 「うん。」 「逸樹ー、お前心春と連絡取ってるって言うから、てっきり顔合わせてんのかと思った。」 「えっ?」 「こいつ、心春の話しばっかすんだよー。」 「ちょ、英貴!」 「あんたは、昔からそうなんだから…。」 「ヒデが、空気読まないとかってのは、今に始まった事じゃない…。」 「昌也の、サラッと毒吐くのも変わらないのね…。」 楽しい空間があるなんて、ホントに久しぶりだった。 毎日毎日、仕事と彼の事ばかり考えて、前に進めない私…。 でも、仲間がいる事、その中には彼もいる事。 今、この瞬間は幸せなんだって感じた。
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