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数時間後。
逸樹と心春以外は、すっかり酔っぱらっていた。
「みんな、そろそろ帰ろうか。」
「そうね。ほら!あんたたち!!女より酒弱いってどうなのよ!ココ、逸樹くん。とりあえず、こいつらはアタシが持って帰るわ。家近いし。」
「でも、ハル1人じゃ男2人大変だろ?俺も行くよ。」
「ダメ!逸樹くんは、ココをお願いね?なんだかんだ、家近いんだし!」
そして、3人で2人を抱えて会計を済ませ、その場で解散した。
「じゃあね、ココ!逸樹くん!」
「ハルちゃん気を付けてね?!」
「ありがとう、大丈夫ー!タクシーだしね。また会おうね!」
「じゃあな。」
「バイバイ。」
3人と別れ、2人は酔い醒ましに歩いて帰ることにしたが、会話が全くなく、無言で歩いている。
しばらく歩くと、逸樹が事故にあった場所の近くを通った。
すると、逸樹は頭痛に襲われた。
「いっ…てえ…。」
「ん?いっくん?どうしたの?!」
「頭が…割れそうに…痛い。」
「えっ?!いっくん!大丈夫?」
「うっ…。」
「いっくん!!」
逸樹は、その場で倒れると、意識を手放した。
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