No.011

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同棲から半年。 逸樹は、ある決断をした。 「心春…。」 「なあにー?」 「そろそろ、これにサインしようか。」 「サインって…。」 逸樹が心春に差し出したのは、既に逸樹のサインがしてある婚姻届だった。 「これって…婚姻届…?」 「そう。俺たち、同棲してから半年だろ?そろそろいいんじゃないかって…俺と、結婚してくれませんか?」 「もちろん!!」 心春は逸樹に笑顔で答えると、婚姻届にサインをした。 「これでよしっと…。」 「心春…明日、改めてお互いの両親に挨拶をして、これを出そうか、」 「そうだね。」 次の日、2人はお互いの両親へと、改めて挨拶をしたあと、婚姻届を提出した。 「さてと…あとは、結婚式だね!」 「うん!!」 「心春。」 「ん?」 「俺と一緒にいてくれてありがとう。大好きだ!」 「私も!」 2人は、笑顔で家路に着いた。 お互いの夢や、これからの事を語りながら…。
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