エピローグ

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とうとう、結婚式の日。 控え室では、心春がメイクをしていた。 「ココ!綺麗だよ!」 「そう?ありがとう、ハルちゃん!」 すると、控え室のドアがノックされた。 「俺、逸樹。入っていい?」 「どうぞー。」 「お邪魔します。」 「ど、どう…かな?」 「あっ…。」 逸樹は、心春の姿を見てフリーズした。 「に、似合ってない?」 「いや、そうじゃなくて、あまりに綺麗で、言葉が出なかった。」 「そ、そうかな?ありがとう。逸樹もカッコいいよ!!」 「ありがとう!」 控え室には、お互いの両親も集まり、少しの間会話をした。 「みなさん、そろそろお式の時間です。」 「はい。」 「じゃあ、あとでね?」 「うん。」 「心春、行こうか。」 「はい。」 そして、式が始まった。 心春は、バージンロードを歩く。 2人の脳裏には、今まであった沢山の思い出が蘇っていた。 俺は、この人を護る自信がついた。 もう迷ったりなんかしない。 私は、自分もこの人を護るくらい強くなる。 もう、離れたりしない。 2人でなら、必ずどんな困難でも、乗り越えていけるから…。 fin...
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