一時間目

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「まてやごら」 ガシッ 退散しようとしたら襟を捕まれた。 く、首が……息が出来ない…!! 「は、はな…はな……っ」 「花?」 違うわ、ドアホ!! 「はなせやぁぁぁ!!」 バシッ 手を叩き襟を話してもらう。 あー苦しかった。 「おら、名前教えたんだからお前も教えろや…」 くっ……どこまで上から目線…… 「山田語呂太郎だよ」 「そうか、で山田語呂太郎「ごめん、嘘。葉風蒼依です」 「嘘ついてんじゃねーよ」 あぅ…冷たい視線が心に刺さる。 「で、お前に一言言ってやる」 「なんだよ」 「生徒会に入れ」 いきなり何を言い出すんだろう。 この男。 「嫌だ」 「拒否権はない」 「なんて俺様!!」 いきなり生徒会に入れ、だなんて… だいたいこいつとどう関係あんのよ… 私の考えがわかったのかさらにこいつは驚く事を言ってきた。 「俺、生徒会長だぞ」 「嘘…」 「知らないのは全校生徒でお前だけだ」 いつも生徒集会の時寝てたから… ぶっちゃけ生徒会役員なんて誰かだなんて知らないよ。 「よし…じゃぁ明日の朝八時に生徒会に来い」 そう言ってこいつはすたすたと屋上を去っていった。 入れ違いに私の友達がやってくる。
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