二時間目

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あの俺様生徒会長と別れてからは大変だった。 由香から質問攻めにあったのだ。 その時心底由香が恐ろしいと思いました。 葉風蒼依。 ……なんか作文になったけど、恐ろしかったのは事実だ。 質問に全部答えた後、ようやく私は解放された。 あとなんか応援された。 曰く、「あんたが生徒会長と仲良くなればあんたを通して仲良くなれるかもしれない」から。 親友を利用するなんてさすがだぜ、由香。 「はぁ~……」 学校からの通学路。 とぼとぼ歩きながらため息をついた。 けっしてボッチじゃないんだからね!! 「いきなり生徒会に入れって……ラノベか!少女マンガか!!コノヤローー!!」 叫んでみたら周りが痛い子を見る目で見てきやがりました。 「でも……」 生徒会長(名前忘れた)の悪口を言おうと思い出すと不思議な気分になる。 「なーんか懐かしいような?」 初めてあった気がしない。 なんていうんだろ? なくしものが数年ぶりに見つかった気分? 「……ま、いっか」 私の座右の銘は気にしたら負け、だ。 「ん?」 なんか商店街の入り口らへん騒がしくない? 私の家は商店街を突き抜けてすぐ。 気になりながら入り口に向かった。
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