序章

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序章

私は、大きな権威を持っている別の天使が、天から降ってくるのを見た。 そして、地上は栄光により輝いた。その天使は、力強い声で叫んだ。 「倒れた。大バビロンは倒れた。そして、そこは悪霊どもの住処、あらゆる汚れた霊の巣窟、あらゆる汚れた鳥の巣窟、あらゆる汚れた忌まわしい獣の巣窟になったのだ。すべての国の民は、怒りを招く彼女の淫らな行いの葡萄酒を飲み、地上の王たちは、彼女と淫らな行いをし、地上の商人たちは、彼女の豪勢な贅沢によって富を築いたからである。だから、倒れたのだ」 また別の天使が、こういうのを聞いた。 「私の民たちよ。 彼女から離れ去るのだ。その罪に加わったり、その災いに巻き込まれたりしないようにするのだ。 彼女の罪は、積み重なりいずれは天まで届くであろう。 なぜなら、神はその不義を覚えておられるのだから。 彼女がしたとおりに、彼女に仕返しをせよ。 彼女の仕業に応じ、倍にして返せ。 彼女が注いだ杯に、その倍を注いでやるのだ。 彼女が驕り高ぶり、贅沢に暮らしていたのと同じだけの苦しみを、そして悲しみを彼女に与えてやれ。」
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