2人が本棚に入れています
本棚に追加
動けないとストレスは溜まる。
身動きなど一切取れない。
ねぇ、これは一体なんの罰なの?
『知るか』
だんだんこいつの対応にもそろそろ慣れていた。
こいつはどうやら僕が心の中で思うだけでも反応する。
だから声に出さなくても会話ができるし、そのほうが楽だったりするから助かってはいる。
それに、退屈にはならない。
こんな暗い部屋でずっと一人よりはマシだから。
見えない相手と話すってなんだか不思議な感じだよね。
でも、それは今となっては当たり前になっているんだ。
それから…いや、時間はわからない。だがしばらくして、この真っ暗な部屋に、光が射すことになる。
最初のコメントを投稿しよう!