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「きたーっ!!」
あたしの叫び声が教室中にこだまする。
「…では、各自A、Bクラスに別れなさい」
先生があたしを睨みながら言う。
どういうことかって?
数学のテストに、あたしは受かったのです!!
これで晴れて廉と同じクラス!!
あー、よかった、よかった!!
あのあとに、廉にものっすごいしごかれたからだね、きっと!
『どこに脳みそ入ってるわけ?』
『俺のことナメてんの?』
『同じ人間?』
『今までどうやって生きてきたのか知りたいね』
こんな冷たい言葉を連発されながらね!!
心おれそうだったわ!!
でも、廉への愛のおかげで負けなかったわ♪
…って廉に昨日言ったら、今にも殺しそうな目で睨まれました。
ふん。廉は、乙女心を知らないなぁ!?
…いや、知ってたらキモいかもしれないけど…(←矛盾)
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