プロローグ

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奴は待ちくたびれたとでも言いたげに喉をならす。 背中から唯一の武器である大剣をおろし、 脚に絡みつく恐怖を振り払った俺は奴に向かって走り出した。 (こいつのせいで。…こいつのせいでっ。) 「飛竜の卵割っちまったんだよーーー」 静寂な森に1人の怒声が響いた。
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