マラソン

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マラソン

とうとうマラソン特訓日が来た。空は、小春日和だ。 朝から小春は、すごく元気がない感じがする。 秋は、いつもより元気だ。 何だろうか、温度差を感じる。 秋:(大きい3Dテレビをゲットしたい。) 小春:(お外晴れ…マラソン…嫌だなぁ) 蜜:(お昼まだかな。お腹へったよ~。) それぞれの心の中の意見が全く違う。 ~昼休み~ 昼食の時 ご飯を食べるごとに、小春のため息の回数が、どんどん増えていく。 小春:ハァー。ハァー。 秋:大丈夫か?顔色悪いぞ。 蜜:きっと恋だよ。 一瞬で、ズレて沈黙になった。 秋:カルシウムを取れ!! と笑顔で差し出したものは、一本の牛乳ビン 蜜:ほら、好き嫌いしたらだめだよ。そうやって小春ちゃんにあげるなんて。 秋:お母さんっか!蜜が、身長のために飲むべきだ。 身長のことを言われたらムキになって、秋の分の牛乳を飲みほした。 飲んだ後、これは、秋の嫌いな牛乳を処分するために、利用されていたことに気づく。 蜜:(お腹がたぷたぷ。) ~放課後~ 女子更衣室にて体操服に着替え、玄関へ 先に、かなめと先生が準備が整って待っていた。 先生:さぁ、グランドで走りましょうか。 指をさす方向のグランドを見ると サッカー、テニス、野球、 よく見ると、ボールがあっちこっちと飛んで来て危なく走りにくい環境だった。 先生:毎回そこで走っているから楽勝よね? と一年生がグランドで走ったこと無いのに、わかっているような感じに言った。 毎回危ないグランドで走る家庭部がイメージができない。 かなめ:ぼけっとするなよ!ここは、戦場だぁ。 若干かっこいい軍人セリフっか 小春:は…い…。 パターン 一番後にいた大きな音がして、小春が消えた。 下を見たら、小春が倒れていた。 どうやら、流れ球に当り 秋:隊長!小春隊員がぁぁぁ 蜜:隊長! かなめ:(隊長?) 秋:誰かぁぁぁ助けて下さい。 グランドの真ん中で、小春を抱きしめ、大声で叫んだ サッカー:うっせぇーよ!!! 秋:す、すみません。 小声であやまった。 小春:私を…置いて…行って… 今にも小春の意識が無くなりそうだ。戦場劇?いや、ミュージカルを見ている感覚がする。
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