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~登校~
さっきのやり取りをし過ぎてチャイムまで、あと10分
学校が見えてきた。
けど、今の私の走っているペースだと、遅刻になりそう。鞄が重くて早く走れない。
もう体力が無いし、呼吸が苦しい。苦しい。
秋は、私よりはるか前にいたんだ。
彼女は、不器用だけれど
毎年、子供駅伝でアンカーとして出場をし一位を必ず取る。
絶対負けたくないって強い意志の持ち主だ。
唯一そこだけが、すごい。
なぜ陸上部を選ばなかったのだろ。
いつも思う。
秋が振り向き
秋:頑張れ!!あと少し!
あと、少し、もう少しで着く。
チャイムのが鳴る
なり終わり同時にギリギリセーフで着くことができた!
少し遅れたら、苦手な先生の長~い、長~い説教が待っているそれを回避をできたから、ホッとした。
なんだか、登校で走りきったから、疲れたな。
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