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初登校
私は、蜜。
ピカピカの中学生一年生。
ショートカットで、身長が小さいのがチャームポイント。
私の隣に歩いている人は、幼稚園からの幼なじみ
名前は、秋
彼女は生まれつき天然ヘアー。綿あめのように可愛くふわふわしている。
いつも、うらやましいって思って感じる。
学校に近づきにつれ胸の鼓動がドキドキしてきた。
蜜:中学生活ってどんなんだろうね?
つぶやくと
秋:イメージが、中学って校舎がカラースプレーで落書きされ、全校舎の窓ガラスが割れてて、先輩とかが、マスクとロングスカートの女子と、リーゼント学ラン男子が、おしゃれにバットを携帯して持っている。
あと、バテなジャージ姿の熱血教師が竹刀を持ってスパル授業!!
蜜:…。
焦って言葉を無くした。
昭和のドラマのような中学生活があるんだと、本気に思ったんだ。だか
着いてみると
校舎は、イメージと違ってきれいだ。
秋:案外普通じゃん。
期待はずれたような顔をした。
秋:蜜すごい汗。まさか本気にびびった?
不安感を持ったが、少しだけ安心をした。
これからの私たちの学校生活に夢をふくらませたのだ。
靴箱の前にクラス表を見つけ
蜜:う~ん…どこだろう?あれ?無い。無い。無い。
クラス表に名前が見つからなかった
。
小春:あの。
ぽそって小さな声が聞こえた。
小春:一年生のクラス表は、あっちにありますよ。
日本人形みたいな髪型の女の子が、蚊が鳴くような小さな声で、蜜に教えた。
蜜:ありがとー。
どうやら彼女も同じ一年だ。
一年=赤リボン
二年=青リボン
三年=緑リボン
秋:あった。今回も同じだぁ。
二人とも笑顔で手を繋いだ。
蜜:幼稚園の頃からずっと同じクラスだもんね。これは、なんかの縁かな。
って心の中でそう思った。
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