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その次の日の放課後
サッカー
テニス
柔道
水泳
卓球
をあっちこっちと点々回った。
秋:中学って強制入部だから大変だ。
掲示板で目にしたのは、軽音楽部だ。
秋は、蜜の裾を引っ張って
秋:軽音楽部行こう。なんだかかっこいいじゃん。
秋がなんだか輝いて見えた。
秋:着いた。入ろう。
軽音楽部のドアをノックをして開けた。
蜜、秋:失礼します。
軽音楽部:あんたたちを来るのを待っていた。入部希望だろう?歓迎にあたいたちからの曲を聞いてもらうぜ。
たくさんピアスを身につけて、金髪とピンクのメッシュと、ミニスカート。キャバクラ風メイクをしている5人の女子軽音楽部が演奏し始めた。
その曲がデスメタルだとは思わなかった。
あまりも怖かったので、逃げ出した。
蜜は、トラウマになった。
震えが、止まらなくなった。
顔をよく見ると、半泣きだった。
秋:怖かった?
蜜:うん。これが、今時の中学生ってわかったよ。
その夜。蜜は、この恐怖が夢に出てしまった。
また次の日。
とうとうクラブ締め切りが、今日になってしまったのだ。
担任:おーい。クラブ締め切りは今日の放課後だ。
みんな、必ず入部希望を早く出しなさい。
ホールルームが終了した。蜜は、教室の窓から見える空をぼーと眺めた。
これからどんなクラブに入ればいいんだろう。想像がつかない。
誰かが、蜜に
トントン
って後ろから肩を優しく叩いた。
振り向くと
入学式の日、靴箱で出会った小春だった。
小春:あの…一緒に…
蚊が鳴くような小さな声で、言った。
蜜:ごめんなさい。よく聞こえない。もう一度お願い。
と頼んだ。彼女は、頬を赤くして。
小春:あの…一緒に…一緒…に…家庭部に…入りません…か?
蜜の心に響いたのだ。
頬を赤く一生懸命誘ってくれてた彼女によって。
席を立ち上がり、家庭科 室へ向かおうとした。
そこに秋が近づき
秋:どこ行くんさぁ?
蜜は、振り向き
蜜:家庭部に入部するの!せっかく小春さんが誘ってくれたもん。
そう答えた。
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