調理

2/3

2人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
まるで、泥棒があさったのかと疑えるくらいだ。 蜜:この計り機って、体重計みたいな形だね。 秋:体重計で計れるんじゃぁね? と計りながら、つぶやいた。 かなめ:(体重計で計れないから) 密かに心の中で突っ込んだ。 ボールにバターを入れ、なめらかになるまで、混ぜる作業に。 小春:腕…痛い…です…。 秋は、かなめに 秋:先輩!餅つきのセットは、どこですか? かなめ:…?ない。なぜ欲しい? 勢いのある発言に、首を傾げて言ったら、 秋:バターをなめらかにすることが、大変です。 かなめ:(なめらかに、なるとろが、バター散るぞ。) バターを一生懸命混ぜ、ザルにボールを受け、薄力粉、ベーキングパウダーを振りかける、 蜜:あ~あ~、机まで汚れるよ。 その時 かなめ:はい。スプーンで、ザルをかき混ぜたら、汚れず、きれいに振れる。 スプーンを渡した。 次に、バニラエッセンスを加える。 小春:バニラ…の…いい香り…。 蜜:バニラ味かな? 秋:よし!味見だ!! 手に取って、バニラエッセンスを舐めた。 すると 秋:うわぁ~。苦い~。 あまりの苦さに、元気がなくなった。 秋:絶望だぁぁぁ。女心をもてあそばれたぞ。 かなめ:(何したいんだ?) 生地が、かたまり。 手でこねれる状態だ。 蜜:感覚が、ネンドみたいだよ。 コネ上がったら ラップで平べったくした生地を包み 秋:うどんだ。足踏みしたら、コシ出るかな?歯ごたえすごそう。 かなめ:(足踏みしない。あと、歯ごたえってせんべいっか!) ラップに包んだ生地を冷蔵庫へ持って行くと 小春:次は…? かなめ:寝る。 と答えて 小春:風邪…ひきますよ。 かなめ:…。 わざとボケて突っ込んで欲しいのか。答えるのを困った。 ~数分後~ 冷蔵庫から取り出し 型抜きと、トッピング かなめが用意したのは、 チョコ、キャラメル、きなこ、ごま あまり「ごまクッキー」のイメージできないと思ったが 出来上がって 小春:ゴマ…香ばしい…。 蜜:おいしい。 秋:せんべいじゃない! かなめ:(当たり前) 出来上がりのクッキーを持ちかけ用に分けた。 お菓子作りがこんなに楽しかったと改めて感じた。 途中から顧問の先生がやって来て 先生:遅れてごめんなさい。 かなめ:大丈夫です。 先生:集合。 いきなり集合させ、沈黙する空気がただよう
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加