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まるで、泥棒があさったのかと疑えるくらいだ。
蜜:この計り機って、体重計みたいな形だね。
秋:体重計で計れるんじゃぁね?
と計りながら、つぶやいた。
かなめ:(体重計で計れないから)
密かに心の中で突っ込んだ。
ボールにバターを入れ、なめらかになるまで、混ぜる作業に。
小春:腕…痛い…です…。
秋は、かなめに
秋:先輩!餅つきのセットは、どこですか?
かなめ:…?ない。なぜ欲しい?
勢いのある発言に、首を傾げて言ったら、
秋:バターをなめらかにすることが、大変です。
かなめ:(なめらかに、なるとろが、バター散るぞ。)
バターを一生懸命混ぜ、ザルにボールを受け、薄力粉、ベーキングパウダーを振りかける、
蜜:あ~あ~、机まで汚れるよ。
その時
かなめ:はい。スプーンで、ザルをかき混ぜたら、汚れず、きれいに振れる。
スプーンを渡した。
次に、バニラエッセンスを加える。
小春:バニラ…の…いい香り…。
蜜:バニラ味かな?
秋:よし!味見だ!!
手に取って、バニラエッセンスを舐めた。
すると
秋:うわぁ~。苦い~。
あまりの苦さに、元気がなくなった。
秋:絶望だぁぁぁ。女心をもてあそばれたぞ。
かなめ:(何したいんだ?)
生地が、かたまり。
手でこねれる状態だ。
蜜:感覚が、ネンドみたいだよ。
コネ上がったら
ラップで平べったくした生地を包み
秋:うどんだ。足踏みしたら、コシ出るかな?歯ごたえすごそう。
かなめ:(足踏みしない。あと、歯ごたえってせんべいっか!)
ラップに包んだ生地を冷蔵庫へ持って行くと
小春:次は…?
かなめ:寝る。
と答えて
小春:風邪…ひきますよ。
かなめ:…。
わざとボケて突っ込んで欲しいのか。答えるのを困った。
~数分後~
冷蔵庫から取り出し
型抜きと、トッピング
かなめが用意したのは、
チョコ、キャラメル、きなこ、ごま
あまり「ごまクッキー」のイメージできないと思ったが
出来上がって
小春:ゴマ…香ばしい…。
蜜:おいしい。
秋:せんべいじゃない!
かなめ:(当たり前)
出来上がりのクッキーを持ちかけ用に分けた。
お菓子作りがこんなに楽しかったと改めて感じた。
途中から顧問の先生がやって来て
先生:遅れてごめんなさい。
かなめ:大丈夫です。
先生:集合。
いきなり集合させ、沈黙する空気がただよう
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