~序章~

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あと少しで蜜ヶ谷ーと電子放送がかかる 犯人が「おせぇ!!」と声をあげだした 犯人が怪しみながら銃を肩に掛け直す 犯人から奪って私の元にある銃は スカートで隠しても先が少しはみ出していた 普通の小銃ならよかったのに・・・・そう思う 横から「走る準備をしろ」とたっつんから声がかかった 反対側を見るとさっきの数秒で 伊吹さんはスポーツバックをしょっていた すでに みどりちゃんとも手をつないでいた 4人で ばれない程度の立膝をつき ドアのギリギリまで寄った 横でたっつんが手を伸ばしてきた 握ろうとしたその瞬間 「おぃ!!!そっちはどうなっているんだ!!!」 と野太い声がする 「うわッッ!!!」 「これはそっちの佐々木じゃないか!!!」 さっきの犯人が連結部分から向こう側に倒れたのであろう 転がった音がした そして勢いよく わたし達のドアが開いた
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