~序章~

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「でさでさ~あの俳優がぁ~~っと んじゃ降りなきゃ!!」 いつものように停車した駅で友達が降りる 「ばいばーい」 恥ずかしいくらいの大きい声 わたしも振り返し 声を出そうとしたその時 駆け込み寸前で二人の男が乗ってきた 「痛ったぁ~」 と ぶつかられたOLが自分の腕をさすり始めた 発車ベルが鳴るのと同時に 他の車両から悲鳴が聞こえた 何事か!?と客が騒ぎ出す パン!と音が響いた と 同時に先ほどのOLが腕をさすった形のまま 床に倒れてきた 「きゃー!!!」 と 学生らの悲鳴が重なり合う
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